銀の三角  萩尾望都

未来の世界、宇宙規模の壮大なSF。
「銀の三角」という星の人々は、長い金虹彩の瞳をしていて、
音楽と未来を知る能力をもっていた。
その能力ゆえに狩られ、利用され絶滅は目の前となっている。

時空を旅するマーリー。(行方不明になるため身体は2度再生される)
長い髪をターバンに秘めた吟遊詩人ラグトーリン。
キーになる存在「銀の三角」の最後の人、ミューパントー。
実父の王に何度も殺される不死身の王子パントー。
「11人いる!」に出てくるキャラクターに似た登場人物も幾人か出てくるので
デジャヴも感じつつ読み進めました。

ぞくっとするほど美しい画面が何度も出てきます。
一部(六)の前半、ラグトーリンの自分の髪にマーリーを絞め殺したシーン。
二部(四)の前半、マーリーが空からミューパントーを見出すシーン。
三部(七)の後半、マーリー3がマーリー2を殺した後の見開き。
正直、私にとっては難解で腑に落ちていないのに、不思議と読み進まされました。
私にとっては萩尾望都の作品では少なからずあるようで、
かなり丁寧に読んでも解けないパズルか抽象画のようです。

SFマガジン1980年~1982年
マンガ読書記録:9月18日、19日



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# by j_innocence | 2017-09-24 00:01 | | Comments(0)
イギリスと異世界を舞台にしたファンタジー。(SFの要素もあるかな…。)
日本人の少女ミラ(白河美羅)には8つの時から夢に現れる少年がいた。
日時計が空間移動器となり夢と無意識のカオス「ラセン」で異世界と相互につながっていて、異世界ではロンドンから現れた少年ラドリとミラは”天羽の鳥”とよばれ万能な存在なのだ。

異世界の風俗も雰囲気があって、楽師の衣装は神話的で、王族の衣装は不思議の国のアリスの要素もあるような…。悪の「黒の王」の側は三国志の雰囲気かな。

天羽をよぶ力をもった双子「シェジュ」は生まれつき離れられない醜い兄と美しい弟で名前がひとつ。
金髪巻き毛の美しい弟がなんだか3部のユリとかぶる…。
そしてオオカミ男のフォリンは1部のユリ…。どこまでも窓の呪いが…。(苦笑)
脇役だけど、オオカミ男・フォリンがタイプでした。見た目をよく覚えてた!)
ゆるやかなウェーブの金髪(銀髪?)で中性的ですらっとしてるけど気がつよくて。
少女マンガの王道ですね。

プリンセスで連載当時読んでいてタイトルは覚えていた。
ストーリーは忘れていたが、この度読んでみて、かなり鮮明にキャラクターや画面構成などを思い出したので私は視覚的な感覚の方が強いのだろうと思う。

この作品は、当時の読者層にも合わせてあるのか登場人物も愛嬌があってコミカルで、お話も勧善懲悪でわかりやすいと思いました。(すこし物足りない気もするのですが…。)
人物や画面もこの頃の雰囲気はとても好きですね。

プリンセス1982年連載
マンガ読書記録:9月18日



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# by j_innocence | 2017-09-23 00:01 | マンガ | Comments(0)

マージナル  萩尾望都

タイトルは覚えていたのに、内容は全然覚えていなかった。
そんなわけで新鮮な気持ちで読みました。

未来の地球 西暦2999年。女性が滅び、男ばかりの世界。
唯一の聖母(ホウリ・マザ)から子どもをもらって成り立つ世界。
いくつかのドーム都市(シティ)と砂漠に点在する町や村から成りたっている。
駱駝や市場(バザール)、衣装や生活など風俗がエジプトのようでエキゾチック。
35歳平均寿命で、男ばかりといえど、色子(15歳から17歳くらい?の女性的に扱われる時期)や念者(恋人よりは囲われた愛人)、親子制度などのシステムでバランスをとっている。男ばかりだからこそ、そうでないとバランスがとれないのだろう。

男性の登場人物は魅力的です。長い髪に長い布の被り物、裾の長い衣装でセクシー。
終末思想のグリンジャ。前向きな単細胞のアシジン。
ふたりとは対照的にキラ(XXYで相手を定めると受胎をし子を成すという実験体)は
途中まで(もしかすると最後まで)どうとらえていいかよくわからなかった。
(記憶喪失のユリにも通じるというか。可愛いけど愚かというか。)
話が進むにつれて、この3人は、男ふたりにキラというバランスのとれた三角関係になってくる。

マージナル(限界)になった地球がキラによって再生に至るだろう、という希望の残るものがたり。

予期せぬ展開の連続で面白かったです。でもなんだか複雑な読後感。
寿命が短く男ばかりのせいか、どんどん殺すし、簡単に襲うし、寝ちゃうし、乱暴だし…。
年齢を重ねたせいか、単純に楽しめなくなってしまったのだろうなぁ。

作者の真骨頂(と個人的に思っているのですが)のSFです。
1985年~1987年 月間プチフラワー連載

マンガ読書記録:9月中旬
読了後すっきりしなかった(気にいったけどなんだか理解できなかった)ので購入。
小学館叢書・全3巻セット。表紙がなぜか東逸子さん。美しいイラスト。
老眼のため極力、文庫は買わない。
図書館で借りたプチコミックス(全5巻)より若干大きいが、カラーページが少ないよー(泣)



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# by j_innocence | 2017-09-22 23:08 | マンガ | Comments(0)

敏腕マネージャー

ダーヴィト。
今日は白背景で。
こちらが先に描いたもの。


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# by j_innocence | 2017-09-21 00:01 | イラスト | Comments(0)

敏腕マネージャー Ver.B

昔の絵です。
ダーヴィト。

好きな絵ですが、「100年」とは毛色が違うのでこの度。


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# by j_innocence | 2017-09-20 00:01 | イラスト | Comments(0)

「オル窓」からインスパイアされたイラストを描いています。 原作者、出版社とは、なんの関係もなく、著作権等を侵害する気は全くございません。 原作のイメージを第一とされる方はご遠慮ください。 こちらの作品については、ネット上で話題にされたり掲載をすることを禁じさせていただきます。 展覧会、本、映画など備忘録を兼ねて記録します。 「オル窓」フィルターかかっていることもあります。


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