1月に池田理代子先生の講演会に行く前に「聖徳太子」を読んだ。 どうしてか(どうしても)比較されてしまうこちらも読むことにした。 この作品はリアルタイムで読んでおり、10代の時に単行本も買っていた。 当時は好きな惹かれる作品だったと記憶している。 大筋は覚えていたが、ディテールは今読むと新鮮でした。 マンガ読書記録:1月~3月 山岸涼子全集1巻~8巻 1986年 角川書店 あすかコミックススペシャル ↓ シンプルな感想 聖徳太子とその時代背景を丁寧に描き、今世紀にも完全版が出版され 未だに多くのファンのいるこの作品。 描かれる王子は並の人の持たない力を持ち、色っぽく、最終的には救いがないように見えて切ない。 愛する毛人を永遠に失い、求めていたのは、自分を疎遠にした母だったということなのか。 歴史ものというより美しい幻想ファンタジーなのだ、とこの年で再読すると感じた。 画面は繊細で、とても美しい。 ともすると、精神的に問題のある人のオンパレードのよう。 今回、読んで一番、共感を持て追っかけたのが、毛人の父の馬子(笑) 人間的でコミカル。 理代子先生の馬子と毛人が見た目も生き様も濃く、あまり共感できなかったので、山岸先生の描く馬子には、ほっとする要素があった。おじさん、おばさん、おじいさん、おばあさんまで愛情を持って表現しているのだな、と感じました。 今回、通して読んでみて、歴史を見据えて描く理代子先生が違和感を感じ、自分なりの皇子を描いたのは、わかるような気がした。
by j_innocence
| 2022-03-07 21:00
| マンガ
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Comments(2)
こんばんは😃🌃
久し振りにコメント連投してます😅 「日出処の天子」の皇子と池田先生が描かれた皇子像は同じ人物を描いていますが、全く異なった視点で描かれた作品だと私は思います。 池田漫画の皇子は歴史の史実に近い皇子像、山岸先生の描かれた皇子は新しい視点で描かれた皇子像、それぞれ魅力のある人物として描かれてますよね。 日出処の天子はタイトルを昔ところてんと短く略す方もいました💦 日出処…は結局家族の物語だったんだな…と最終回を読んだ時に思いました。 彼が本当に望んでいたもの、欲していたのは母親の愛情であり、一人の人間として無償の愛情を注がれることを求めていただけだったのだと…。 日出処…の連載終了後にも同じように母の愛情を求めて破綻してしまった少年の話がありました。 「狐女」という漫画の主人公の少年は皇子と同じように母親に疎まれるが故に母の愛情を強く求めてやがて破滅してしまいます。 読んでいて辛くなる漫画でした。 「天人唐草」と同じように主人公が破綻していく様は救いが無くて読後感はよくないのですが、色々考えさせられる漫画でした。 山岸先生の漫画は人間の深層心理を深く描いていて…ある時期はまってました。 読後感がよくないのでメンタルが弱っている時に読むのはお薦め出来ませんが…😅 まだ読んだことのない若い人達にも読んで貰いたい漫画のひとつです。
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>マーシャさん
こんばんは。そうですね。一見、主人公の姿が似ていると思う方もいらっしゃるのかも知れませんが、捉え方や展開の仕方、創作の方向性が全く異なっていると感じました。 昔の中高生は自然と読んでいたのが、今思うと凄いような気もします。 現在のBLなどの自由な表現の元になった作品だと思います。 教えていただいた「馬屋古女王」おもしろかったです😉 見ようによっては小気味よくもありました。
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